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「インドのラジオ体操・スーリヤナマスカーラ」

インドのラジオ体操、国民体操として考えられたのが「太陽礼拝」です。

ヨガ研究の第一人者、マーク・シングルトン博士の研究によると、20世紀以前に現在のような「太陽礼拝」の文献は全く存在しないとのこと。
ネットで調べても諸説紛々ですが、大体、100年にも満たない歴史だというのは一致しているところです。
https://en.wikipedia.org/wiki/Surya_Namaskara

私が今まで信頼できる筋から聞いた中で共通していたのが、
スウェーデン体操などのヨーロッパのフィジカルトレーニングの体操が、当時インドを支配していた大英帝国によってインドに紹介されたという話。

体操としてよく考えられているので、インド国民の健康増進、体力増進のために学校に導入されたそうです。

成り立ちがラジオ体操のようなものなので、最初、クリシュナマチャリア師らのヨガ関係者はヨガへの導入をためらっていたそうです。

後に、クリシュナマチャリア師の弟子、B.K.Sアイアンガー師は、ご自身のヨガには取り入れず、やはりお弟子さんのアシュタンガヨガのパタビジョイス師は導入されました。
アイアンガーヨガでは太陽礼拝はやりません。先生によっては仕事をしているスポクラなどとの関係でやっているというかやらされている方もいるようですが、一度、テレビでアイアンガーヨガの柳生直子先生が、頼まれて、「仕方ないですね。太陽礼拝やりますか」としぶしぶやっているシーンがありました。

私は、2000年頃まで「太陽礼拝」は全く知りませんでした。

知ったのは2000年以降、ケンハラクマ師のテレビ番組が最初でした。ブルータスなどの一般紙に紹介されたのが2006年頃。
つまり、アシュタンガヨガが世界的に有名になってから流行りだしたと言うことができると思います。

アシュタンガヨガでは、最初からいきなり「太陽礼拝」ですから、アイデンティティと言っても良いと思います。

健康体操がヨガに取り入れられていることは、それはそれで好ましいことであると私は思っていますが、
一部のヨガの先生やヨガのジャーナリズムが、古来から何千年も伝わる太陽礼拝というような誤解も甚だしい情報を伝えているのはまずいと思います。

これはヨガの世界の信用にも関わる問題で、しっかりとしたジャーナリズムがなく、現在行われていることが、良い面だけしか伝えられないと、ヨガの価値を下げてしまうと思っています。

現在、アメリカやUKでは、ネットのヨガジャーナリズムやFBのコミュニティを中心に、ヨガの世界の誤った認識や先生によるパワハラ、セクハラの訴えや討論が盛んに行われています。私がインスタグラムでフォローしているアシュタンガヨガのキノマクレガーさんやラルーガグレイザー(ともに世界的認定指導員)は、頻繁に突き上げをくらっていて、そのストレスを媒体に吐露しています。それを見ていると、あまりにヨガもビジネス化して、間違った方向に進んでしまったという気がしてなりません。

現在の日本のヨガの世界は明らかにバブルです。
私は昔から様々なバブルの時代を経験してきたので、その匂いで分かりますが、
いろんな理由を列挙してヨガの先生がもっともっと必要だと言って、ヨガを学ぶ人より、ヨガを教える人を増産しているのは、
もう、以前にあったバブルを膨らます手口そのものです。

いずれバブルは弾けて、もとの適正なサイズに戻り、必要とされる指導者は残ると思います。

それはそれで良いのかも知れませんが、信用は失墜すると思います。

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