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「本革に代わるもの」

乗用車の高級なグレードになると、本革シートが標準装備になります。

しかし、最近ではメルセデス・ベンツ社では、全く本革か、それを凌ぐ質感の合成皮革が登場したそうです。これは自分の想像ですが、おそらく、本革というのが時代に合わない素材になってきていると考えています。

これは、全く日本では伝えられていない事ですが、ヴィーガンの団体が自動車業界に本革のシートは採用しないようにと圧力をかけています。ファッション団体に圧力をかけてシャネルをはじめいくつかのブランドが毛皮の採用を中止した事は有名です。

テスラはそれに敏感に反応して、富裕層のユーザーが多くを占めているにもかかわらず本革の採用を中止したそうです。

これは多分、2つ意味があって、ひとつは、合成皮革の質感が本革を凌ぐようになったこと。もうひとつは、富裕層にヴィーガンが多いということ。潜在ユーザーや株主に多くのヴィーガンがいて、テスラ社にとって本革採用はデメリットになってしまったという事です。

企業の株主には、多くの富裕層や、投資銀行が名を連ねています。投資銀行に投資している投資家などは、時代の流れに敏感です。今ではなく、その先を見ています。ですから、多くのインテリや富裕層にバックアップされたヴィーガン団体や環境保護団体の行動には敏感です。それらの団体はプロパガンダに長けていて、下手すると、あっという間に企業イメージが低下してしまいます。

捕鯨がそうです。日本の流通業やデパートでは、欧米の投資銀行が大株主になっている例があって、その投資先でクジラの肉が売られると、株主がだまっていないから、投資家は水面下で圧力をかけて鯨肉を流通できないようにします。

こういう流れは、最初は深く静かに進行しますが、気がついたときには後戻りできないような大きな流れになってしまいます。イギリスやドイツなどの肉食文化圏で肉の消費量が年々減り続け、上向くことはないそうです。

まあ、地球上から肉食がなくなることはないと思いますが、ずっとその割合が減っていくのは間違いないでしょう。

第二次世界大戦頃まで、ヨーロッパの一般家庭の肉食の頻度は、週に一回だったという記録があります。たしか、昔は貧しかったアイルランドで、月に一回肉を食べられる幸せ、なんて、表現が、ジェームス・ジョイス小説の中にありました。ほとんどジャガイモばかり食べていたようです。

私はとても良いことだと思っています。

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